日本のお正月に食される料理を紹介します。

 

おせち料理
米作りが始まった2〜3世紀頃から、節目のある時に神様にお供えした物を材料として作った「節供料理」が、現在のおせち(御節)料理の始まりとされています。

おせち料理の基本的な構成などは、地方によって異なりますが、大体下記のようなものが基本となっています。

●祝い肴三種(田作り・数の子・黒豆)
●煮しめ(昆布、蓮根、人参、蒟蒻、牛蒡などを煮た物)
●口取り(伊達巻き、栗きんとん、昆布巻き、紅白かまぼこなど)
●酢の物(紅白なます、たたき牛蒡、酢だこ、しめ鯖など)
●焼き物(ぶり、鯛、エビ、鳥など)

「重ねる」という意味で縁起の良い重箱に詰めるのが基本となっています。

これらの料理は日持ちするものが多く、平安時代から火の神様を怒らせないように、お正月は台所の火を使わないようにするという風習から来ています。
実際には、正月は、女性も休ませようという意味もあるようです。

お雑煮
室町時代には、武家社会の宴会料理としても欠かせない料理でした。
一般庶民も食していましたが、餅は高価であった為、入っていませんでした。
江戸時代以降に、餅が入った本来の形の雑煮になりました。

代表的な具材としては、餅(丸餅や角餅)、汁(醤油仕立て)、具(葉物やキノコ類)を使用したものが多いようですが、各地・各家庭で特色があり、そのバリエーションは豊かです。
お汁粉にしたり、白味噌を使用したものなど、本当に色々あります。

七草粥
1月7日に七種類の植物を入れた粥を食します。

中国にも同じような習慣があり、中国から伝わってきたという説や、七草ではなく、七穀であったなど、歴史については諸説あるようです。

現在では、地方によっても特色があり、食材が違う場合もありますが、代表的な春の七草といわれているのは下記のものです。

セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ

味の濃いおせち料理で疲れた胃を休める為と、七草を七日に食べるという事で、無病息災を願うという意味もあるようです。





 


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